壬生川~永納山の部屋~世田薬師 | ||||||||||
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪ | ||||||||||
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①今回のスタート地点は西条市三津屋、
旧東予市壬生川辺りって云った方が分かりやすいかな。
東予丹原ICから県道48号壬生川丹原線を東へ直進し、
大型店舗が立ち並ぶ町並みを抜けて来た、
直進すると東予港に至る、国道196号線が交差する三津屋南交差点です。
今治方面へ向かうので国道へ左折します。
国道196号線をしばし北上します。
今回は丹原で用事を済ませてからだったので、
お昼もだいぶ回ってからのお山歩スタートです。
②猛暑の夏、灼けたアスファルトに、
クルマのクーラーからの排熱。
路上はムンムン (>_<)
ふと、道ばたに大きな影を落とす木が目に入ったので、寄り道しました。
電信柱に負けない樹高の木。
近づくと、左右2本の大木が並んでました。
その間に森岡神社の小さなお社がありました。
根元が猛々しい様になってるクスノキ。
幹周りは790cmもあります。
2枚のプレートは実は同じ団体のもの。
取り付けた年度も同じ (^^ゞ
鳥居をくぐって境内から見ると、
根元が洞になっています。
奥のはまた同じプレート (^^ゞ
高い石柱には「神木大楠文和元年の植樹」。
お社を挟んで立つ、もうひとつの大木。
少し斜めって立ってますが、
こちらもなかなかな存在感。
こちらにはプレートの類いはありません。
③北へ走り出すと町並みはすぐに途切れ、田園地帯が拡がります。
④遮るものがなくなってきたので、境川の土手にスクーターを駐め、
南から西、北へ、カメラのレンズを振ってみました。
雲が多い日だったので、石鎚山クラスの山頂は雲の中ですが、
ひとます、石鎚山系から高縄山地まで見渡すことができました。
北に居並ぶ今治・西条市境の山並みをアップで。
(写真左から)竜門山、天神山、旦山、笠松山・世田山、
そして永納山もあって、海手山、犬山へと連なっています。
⑤三津屋から10分ほどで着く河原津交差点。
お山歩前に寄り道したいところがあるので、ここを左折します。
目印は歩道橋の手前とバス会社の看板と-
「河原津」バス停。
この信号交差点を左折し-
楠河集落へ、道なりに走ります。
⑥今治小松自動車道をくぐり抜け-
⑦交差点から約500mで河原津駐在所と-
楠河公民館があります。
「楠河のみちしるべ案内図」
その隣にある-
西条市立楠河小学校のそのまた向こう-
路地を左へ入ると-
体育館の手前に平屋があります。
旧楠河公民館の建物で、こちらが永納山城跡の資料館です。
でも、訪問時は鍵がかかっていて入れませんでした。
そこで、先の公民館へ戻り、職員さんにお願いして-
開けてもらいました (^O^)感謝。
「永納山の部屋」と名付けられた資料館です。
畳敷きの広間の壁全面に資料が掲示され、ボードも多数。
この「永納山の部屋」は、永納山について研究をされてる、
「永納山古代山城跡の会」のみなさんによるものです。
開館は主に土日のみだそうです。
そのときは会の方もいらして解説もしてくださるとのこと。
訪問時も公民館の職員さん曰く、
「(ヒマなら)来てくれますけど、お呼びしましょうか?」。
午後も2時を過ぎていて永納山にも登らなきゃならず、
ホントに時間が足りなかったので、解説はお断りしました。
とにかく資料は充実しています。
地図から写真から、年表から立体模型まで、
永納山城跡についての知が網羅されています。
「永納山古代山城散策マップ」
お山歩の参考にさせてもらいました。
永納山について、古代山城について、
当時の時代背景について、当時の暮らしについて、
様々な資料が展示されていて、
ひとつひとつ熟読していたら日が暮れそうな量。
解説の人、頼んでたら、きっと、
お山に行く時間がなくなってただろうなぁ (^^ゞ
部屋の中央に展示してある永納山の立体模型。
この前訪問した松野町の町民ホールで見た、
河後森城跡の立体模型にも負けない精巧な造りです。
縮尺は 1/1000、高さは 1/500 とのこと。
制作過程の解説も傍らにありました。
模型なら、尾根に沿ってぐるっと防御網が築かれていたこと、
城門があったであろう場所も一目瞭然です。
こんな可愛い模型も展示されてましたよ。
「城門・水門模型」
ゆるキャラ然とした動物たちが載せられていました。
「版築土塁模型」
足で踏み固められた土塁の断面もよく表現されてます。
扇風機だけで暑かった資料館を後にして、
いざ、永納山へ!です。
世田薬師前の登山口へ向かうので、
学校の前の道を西へ出て行きます。
⑧交差点に看板があったバス会社の先がY字路になっていて、
右折すると-
せとうちバスも通る通り。
北川に架かる自安橋を渡り、
道なりに進んで県道に出るのもいいんですが、
今回は右斜めに分かれる、登山口への近道へ進みました。
永納山に向かって延びて行く道。
⑨このY字路は左へ。
写真左の高いお山は笠松・世田山、中央のなだらかな丘陵が永納山。
山頂部分は北奥にあり、手前の尾根に阻まれてここからは望めません。
⑩六軒屋地区の家並みを抜け-
坂道の途中にあるJR予讃線の踏切。
登山口直下にあるトンネルから繋がってる鉄路を渡り、
もちっと坂道を上れば-
世田薬師=栴檀寺の駐車場のひとつがあり-
振り返ると、平野が下に見え、
坂道で高度を稼いできたことがわかります。
この辺りで大体、標高50mほど。
大きな通りに合流します。
⑪県道159号孫兵衛作壬生川線に合流。
目前の杜が通称・世田薬師の
お山へ登る前にお寺に参拝。
お寺の背後にあるのが世田山・笠松山。
世田・笠松山にお山歩したとき以来の参拝。
世田薬師は「きうり封じ」と云う、
キュウリに病気を封じ込める秘法の祈祷が全国的に有名なお寺です。
奈良時代、四国を巡錫していた行基が世田山の上に薬師如来の姿を見、
栴檀の木にそのお姿を刻んだという言い伝えが、
お寺の名前の由来になっています。
きうり封じは、7月の土用丑の日とその前日に行われます。
さて、永納山の登山口はと云うと、
さっき上がってきた坂道と県道が合流したところ、
山手側にある-
林道が登山口へのアプローチになります。
ひとりごと | ||
今回はまた、丹原にある実家のお墓にお参りしてからのお山歩でした。 壬生川で寄り道した「永納山の部屋」は、ネットで下調べ中に見つけました。 永納山の部屋は無事、見つけることができました。 云われた通り、電気を消して部屋を出ました。 世田薬師はある意味、勝手知ったる場所。 |
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