道の駅ひろた~長曽池 | |||||||||||||||||||||||||
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬ | |||||||||||||||||||||||||
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①お山歩の始まりは、
国道379号線沿いにある道の駅「峡の郷 ひろた」から。
道の駅「ひろた」ができたのは平成6年のこと。
その頃はまだ市町村合併前で、まだ広田村でした。
当初は手前にある「ふるさと生活館」しかなかったけど、
物産品直売所やレストランのある「峡の館」などが後からできて、
立派な道の駅になりました。
国道を挟んだ山側にも研修施設などが建ってます。
毎年6月初旬の「ひろたほたるまつり」の会場もこちら。
また、この場所はひと昔前、「広田鉱山」があった場所で-
玉谷川を挟んだ山手にそびえる朽ちた橋脚がその名残です。
明治から戦後にかけて、金や銀、銅、硫化鉄鉱などを産出していました。
ちなみに、峡の館の裏にあるいまでも渡れる橋は、
「玉銅橋」という鉱山時代の名残っぽい名前だったりします。
銚子滝の道端にあるコンクリートの廃墟はなんだろう?と思ったら、
採掘してきた鉱石を積み替える“ホッパー”という施設だったり、
砥部町内には廃坑やその名残がなにげに残っています。
②ガソリンスタンドがあるY字路があります。
国道と県道306号中野川総津線の分岐です。
国道はゆったり左にカーブして広田橋を渡りますが-
コクゾ峰へは「↑中野川」の右の直進路の方へ。
ちなみに、写真右のベンチには-
美味しいお水が飲めるスポットがあります。
蛇口が付いてるけど、水道水じゃないよ。
③県道に進んですぐ右にカーブしますが、
直進すると総津の町、その入口の傍らに-
あちこちで見かける広田の観光案内図。
「31 長曽池キャンプ場 →」の指す方へ。
カーブを過ぎると中野川が刻んだ谷間に棚田。
ほのぼの里山モードに心が和みます。
④尾根をぷっつり断ち切ったような岩峰・総津権現山が現れました。
(詳しくは「総津権現山へ行こう!」をご覧下さい。)。
その麓、川口地区の棚田、段々畑が山肌にすり寄るように立体的に並んでます。
⑤岩峰間近にあるカーブの丁字路。
ここが長曽池、コクゾ峰への上り口、
村道総津高市線の入口です。
丁字路の角には、これでもかとばかりに道標だらけ。
いずれも長曽池と総津権現山を案内しています。
「← 長曽池キャンプ場」の方へ進みます。
道幅はうんと狭くなります。
おまけにくねくねロード。
最近、舗装し直されたようで、道幅は昔と変わらないけど、
舗装が良くなると不思議に広く感じます。
⑥下の丁字路は標高270m、長曽池は520m、
その差250m分、上らないといけません。
ウチのお疲れスクーターでは勾配がキツい区間もありますが、
のろのろ上ると側溝に棲むサワガニを見つけられたり、旅気分。
カーブが多いので、対向車に出くわすとドキッとします(^_^;)
よそ見はダメよ。
⑦木陰の道が途切れると
左端にある「キャンプ場 →」の案内に従って右折するところなんですが、
訪問当日は舗装工事中で右折不可。
ガードマンさんに訊いたら、
「(長曽池には)左からも行けるよ」と教えてくれたので、
左折しました。
右折して総津権現山裏の遊歩道とかもう一度見ておきたかったんだけど、残念。
⑧斜面に並ぶ農家の前を通過。
さっきの丁字路を右折した方もそうなんですが、
左奥に見えるのは打越山、三つ森山、池ノ城山など。
小田に属する山並みと、青く霞んだ大川嶺。
ひとまず、写真中央の左下がりの尾根の森が凹っと欠けたところまで行きます。
凹っと欠けたところに総津の町から上ってくる新道が通っていて、
写真にも右下にそのカーブが写っています。
⑨森が凹っと欠けて見えたところで新道と合流。
町からの直通道路です。
「過疎農道」と云う名称だそうですが、
2011年6月時点ではまだ地図に反映されてません。
池までの区間も現地図上の林道と違うところに走ってます。
なのでやっぱり地図に載ってません(^_^;)
広くていい道です、でも、勾配はきついけど。
いずれ、こっちが長曽池への本道になったりして。
⑩長曽池に到着しました!
池の南っ端で、左折するとコクゾ峰への村道、
東屋の裏に回ると駐車場、右折するとキャンプ場です。
写真左奥になにげにコクゾ峰の山頂部が見えています。
(山頂はひとつ奥にあるので見えてません)。
山頂から写真右へ尾根が下っていますが、
長曽池の“曽”は“背”の転じたもの。
“背”は山の背、すなわち尾根のこと。
後ろの長い尾根=山の背が長曽の地名の由来なんですよ。
水がたんまり溜まった池の畔まで降りてみました。
水中で光るものは沈んだ鉄柵で、写真左の岸にあるものと一緒です。
大きな魚は警戒心が強いけど、小魚なら水面にいっぱい見えます。
小魚の学校にはなぜか赤いのも混じって泳いでます。
♪ちい~さ~い、緋ゴイは子供た~ち~?
土手に咲いてた花。
アマドコロ? ナルコユリ? (-_-;)?
右折し、キャンプ場の方へ行ってみます。
急坂上った先に開けた、こんな池があるなんて、
ちょっと不思議な感じだけど、気持ちのいい場所です。
⑪右の石積みのところがキャンプ場です。
車が駐まってる駐車場のあたりに⑦の分岐から右折してたどり着きます。
その駐車場の脇に、
水の守り神、龍神さんが祀ってありました。
青いのは「砥部陶街道」のスタンプ台。
駐車場側からの眺め。
う~ん、池越しのコクゾ峰、撮り忘れちゃった…。
長曽池略史 |
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この池は、昭和10年農村不況克服のため、救農土木事業として取りあげられ、県下中山間部では稀な6ヘクタールの大規模開田工事と併せて築造した農業用溜池で、地名にあやかり、長曽池と命名された。 |
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①堤長 115メートル |
⑤満水面積 1.75ヘクタール |
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当時、正岡一七造組合長以下、地元組合員13名の団結により、刻苦奮闘(延べ6万5千人の労役投入の末)、2年8ヶ月に及ぶ不朽の大事業を完成された先人の努力を讃え略史とする。 |
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(長曽池水利組合) |
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ツツジ咲く土手の坂道を登ってキャンプ場へ。
長曽池・オートキャンプ場 |
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この長曽池は、昭和8年耕地整理事業の一環として、大規模な改田事業とともに、農業用水池として築造。 |
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オートキャンプ場はこんな感じになっています。
写真左が管理棟(といっても無人)、東屋、炊事棟などあって、
奥にログハウスなトイレ。
広々としたフリーサイトがなんと無料で利用できます。
(一応、広田支所の方へ予約が必要です)。
お山の上にあるから、夜なんかとっても静かですよ。
⑫西岸に突き出たデッキが見えたので、管理道路を走って行ってみました。
池の西側にあるこの管理道路は1車線幅の小道で、
⑩に繋がる周回コースになってます。
時々、右側の森の中へ入る道があるのですが、
全部「私有地に付き立入禁止」の札とチェーンで規制してあります。
ビニルハウスが見えたりして畑などがあるようで、
ハイキングコースと間違える人がたまにいるからでしょう。
コクゾ峰への登山道と間違えた人もいるかも知れませんが、
お山への林道はこっちにはありません。
⑬デッキ(休憩所)に到着。
マツが真ん中で通せんぼする階段を5、6段下りると-
水面を泳ぐ風がさらさら通り抜けて、
とっても心地いいウッドデッキでした(・∀・)
とても居心地よかったので、ここしかないとばかりに、
お弁当タイムしました。
手作りった素っ気ないお弁当が、
コンビニ弁当くらい美味しく感じました(自“弁”自賛)。
デッキからの眺めです。
ちなみに、池で釣りをする際は許可が必要なので、
案内看板に池組合の電話番号が書いてあるので、
連絡してからにして下さいね。
南西の隅っこにある「八ツ橋」。
生八つ橋じゃないよ(^_^;)
⑩周回終了、さて、コクゾ峰へ行きましょう。
写真中央の道がコクゾ峰の登山口まで行ける村道総津高市線の続きです。
ひとりごと | ||
村道総津高市線の⑤の丁字路から、道路工事中で曲がれなかった⑦までの部分は、以前、歩いて下ったことがあります。 池に着いたら、思いの外、開けたところで驚きました。 オートキャンプ場は昭和51年(1976)にできたそうで、かなり古いものです。 笠成山から直接来たので昼食もまだだったから、お腹もぐ~ぐ~。 |
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