鷲ヶ頭山・安神山
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鷲ヶ頭山~入日の滝~自然休養林~わくわくパーク
距離 約700m
標高差 約190m
徒歩
下記写真の場所
距離 約1.7m
標高差 約40m
  

帰りは、あの短い安神山林道の途中にあった、
入日の滝へ降りられるコースを下ってみました。

「← 入日の滝 大山祇神社」
柱に書いてある「電柱にそって下る」、ここ、大切。

安神山の稜線遊歩道を歩いてたときに、
右下の方に見えてた尾根を下って行きます。
でも、このルートは遊歩道としてはまったく整備されていません。
結構、前から登山ルートのひとつではあったようですが、
観光客向けではありません。

少し下っただけで、振り返るとこの急角度。
土はさらさらした真砂土で、滑って尻もちつきそうになるし
流出防止ネットが足に絡んでこけそうになったり、
草木もよけて歩かなきゃなので、大変な下山コースでした。



一気に高度を下げて行きます。
電信柱に沿って下ってると-

稜線で見た紫色の小さな花を付ける植物や、
黄色い花を付ける灌木が日向で可憐に咲いてました。

その黄色い花。

よく見ると、赤い花弁を付けたものもあったり。



休憩、足休めにもってこいの岩。

写真左が歩いてきた安神山の稜線。
電柱が立ってる尾根がいま下ってるところです。



表土流出防止ネットはここで終わってました。
ちょっとだけ、なだらかになってます。

ツツジがきれいに咲いてました。
ここから入日の滝までの道、とっても分かり難いです。

取りあえず、草の生えてない、歩きやすいところを下りました。
写真の岩っぽいところ、段差があって、気持ち、降りづらいです。



取りあえず、草の生えてない、歩きやすいところを下りました。
写真の岩っぽいところ、段差があって、
気持ち、降りづらいので、気をつけて歩を進めると、
岩場の下に林が立ちふさがり、まっすぐ下れなくなりました。
あれ? どっちに行けばいいの?
と、キョロキョロしてたら、左側に-

小径と赤いテープ、下山ルート発見。
ちなみに、ここから滝まで、ジャングル状態です。

  

シダもわさわさ、ちくちくするマツもあるし、
見えづらい地面をたどって、くぃっと右折-

さらに、わさわさです (^^;)

  

滝の上流の小沢を横切り-

  

安神山の稜線を上に見ながら進むと-



谷側にテーブル状の岩が崖にせり出したテラスが見えました。

  

「砂防指定地」看板のところを左に入ってみると-

岩の上に出られます、このテラスは入日の滝の真上でした。

甌穴みたいな穴もある水の落ちてく方は当然、崖です。
万が一もあるから、あんまり立ち入らない方がいいです。

怖々、崖下を覗くと、滝の側に立つお堂の屋根が見えました。
滝までもうちょっと。

滝のある場所はこんな谷です。
滝の下にすぐ集落があるわけじゃないようです。

「砂防指定地」看板んとこから、
また小径をたどり下ります。
下るごとに道は怪しくなり、
自然研究路と違って、こちらは
あまり人が立ち入ってない様子。



滝に出る直前はシダがわさわさで、
足下も見えないくらい。
おまけに道と沢が重なっていて、
ぬるぬる、どろどろ、びちゃびちゃ。
さらには、人に驚いた羽虫がぶぶぶぶ!
口開けてたら何匹飛び込んでくるか分からない
(>_<)うひゃっ!
逃げるように急ぎ足で下ると-



岩テラスから見えた、瓦屋根のお堂んとこに出ました。

いま、出てきたところを振り返って。

お堂の隣に、入日の滝があります 

落差15m、夕日に染まる姿が幻想的なので、“入日”の滝なんだそうです。

滝の下は池のように清んだ落水が溜まっています。

水の落ち口は左右にふたつ、こちらは左- 

右のは2段になってました。

雨季乾季、雨の影響をもろに受ける滝です。
訪問時は水は少なくて岩肌を濡らす程度でした。

滝に向かって右の崖の窪みに石仏発見。

頬杖着いて滝の音を聞き入ってるような、
優しいお姿でした、合掌。

簡易舗装の遊歩道を下ると-

瀧山寺って云うお寺の境内に繋がっていました。 

お寺の本堂。

境内のすぐ下まで車道が来てるけど、Uターンはキツそう。
そんな道を100mくらいとことこ下ると-



  

入日の滝の駐車場があります。

この駐車場の山側に-

大山祇神社へと帰られる自然研究路の入口があります。
階段を上がって右に曲がると-

また登り坂が始まったけど、倒木が道を塞いじゃってたり…。
どうもこちらの道は最近、ほったらかしみたい。

この道は安神山の山裾を水平に歩いて行けるのかと思ってたのに、
滝からの帰り道はなんだかんだ、登ります。
下山中の登り坂はちょっち、辛いですなぁ。



この辺りの林が少し途切れているところから-

振り返ると、鷲ヶ頭山山頂を見ることができますが、
この先のカーブを右に曲がると、尾根の向こう側に入るので、
もう山頂は見られなくなります。

曲がると西日の差す斜面。

鷲ヶ頭山とお別れした後は海。



尾根を横切るカーブですが、
カーブの内側の一段高いところに-

ベンチが置いてありました。
設置された頃は見晴らしがよかったのかな。



時々、こんな大きな枝が落ちていたり-

落石ってるところもあります。

なので、ブロック状に割れた大岩のそばを通るときは、
少し緊張します。



この辺りまで、なんだかんだ、登り坂。
もう、ただただ、黙黙と歩いてます。
安神山の稜線を戻った方が楽だったんかなぁ、
とか考えながら。
ちなみに、ここいらはコースのまだ中間。
結構、距離、あるんですよねぇ。



お、オリエンテーリングのチェックポイントじゃん。

オリエンテーリングって、
小学校以来、やってないなぁ。



  

オリエンテーリングんとこからちょっと先に、
安神山鎖場直登コースの入口が右にあります。

  

神社側から見ると、こんな感じに階段が分岐してます。

鎖場はこの階段の奥。
足場の少ない岩を登るので、鎖初心者はNGです。

集落に近づいてきたので、
クルマの走行音など生活音も聞こえてきます。
ここまでずっと誰にも会わず、ひとりぼっちだったので、
騒音でも人の気配はうれしかったりします。



日陰っぽい北斜面で出会う砂防堤。

  

堤の下の石畳が湿るくらいの流れを徒渉。

堤越しに、鎖場コースの岩場を見上げて。 

  

神社側から来ると、堤の前はこんな感じのカーブです。



  

自然研究路と鎖場コースの分岐点に帰り着きました。
左に下れば、わくわくパーク、大山祇神社です。

ひとりごと

鷲ヶ頭山からの帰りは、入日の滝への道を選択。
あの電信柱沿いの尾根道、まさか、あんなに歩きづらいとは…。
急坂だし、張ってあるネットはところどころ破れてて、つま先でも引っかければ、大ケガになりかねない。
まぁ、ネットがいい滑り止めにはなってくれたんだけどね、そうじゃないところはズルズル滑る。
草とか木もなるべく傷つけないように歩きたくても、道とそうでないところの区別がないから、簡単じゃない。
登山道として整備されてはいないようです
滝の近くになってシダがはびこるジャングル状態だったし。
ぬかるんだところに靴跡があったりしたので、通ってる人はいるみたいだけど、ほったらかしみたい。
どうも、普通に木が混んでる場所は平気なんだけど、シダがわさわさっとなってるところはどうも苦手です。
羽虫がビックリしてわっと飛び出して、口とか鼻の穴とかに吸い込みそうになるのもイヤです (>_<)
羽虫で思い出したけど、目とかカメラのレンズとかに寄ってくる、ハエみたいな虫、いますよね。
写真を撮ろうとカメラを構えると、ぶ~~ん、ぶ~んってレンズの周りを飛び回って邪魔するヤツ。
たまに、目の玉に飛び込んでくるヤツもいる。
キラキラするものに反応しての行動か、わかんないけど、あの虫、ホント、大嫌い。
みなさんのカメラには寄ってきませんか?
まぁ、血さえ吸わなきゃ(究極には、血を吸っても痒くなったりしなければ)いいけどね。

話を戻しますが、入日の滝コースは一気に高度を下げられるので、下山は早い、滝の駐車場にクルマを置いてあればめっちゃ楽です。
でも、神社まで戻るってなると、ちょっと遠いです。
自然休養林の道、水平な道だと思ったんだけどなぁ。
急坂ではなかったけど、あんな登りっぱだったとは、とほほ。
休養林の道もところどころ、倒木や落石もあったし、整備はされてないようですね。
元来た安神山の稜線を戻るのも、舗装された林道鷲ヶ頭線を下って道の駅に出るのも、ありかな。
林道から神社の裏に出られる研究路もありますが、あちらも整備されてないし、歩く人も少ないので、荒れてます。
ちなみに、鷲ヶ頭自然休養林の広さは70haで、自然休養林センターは宮浦港のところにあります。

さて、入日の滝について。
入日、すなわち、夕日、日没の意です。
滝が落ちる岩壁が西向きで、谷も西に向かって開けているため、日没頃の光線が谷に差し込み、岩壁を夕焼け色に染めることがあるようです。
水量が多いときは、水しぶきに虹が架かることも。
訪問時は水はちょろちょろで、虹も迫力もなかったけどね。

時間があれば、神社からの帰り道、台ダムとか伯方の塩の工場見学とかしたかったなぁ、せっかく来たんだから。
伯方の塩の工場(伯方塩業)は大山祇神社からそう遠くありません。
見学はひとりでもOKで、前、自分ひとりで見に行ったことがあります。
無料なのに、僕が行ったときは伯方の塩のミニパックのおみやげ付でした。
でも、午後3時までなので、お山でのんびりしてるとせわしいかな。
あ、塩と云えば、ミネラル成分たっぷりの海水風呂のある温泉施設「マーレ・グラッシア大三島」もいいなぁ、入ったことないけど。

んじゃ、温泉と云えば、道の駅多々羅しまなみ公園のちょっち北にある多々羅温泉もあるなぁ。
ちなみに、僕は、今治の富田にある温泉がこのところ第一位なので、そっちに入って帰りました。

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