へ行こう!
林道終点~岩伽羅山山頂 | ||||||||||||||||||||||
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨ | ||||||||||||||||||||||
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①さて、高森山まで来て、時間に余裕があったなら、
お隣の岩伽羅山にも行ってみましょう。
と云うわけで、ここからはおまけ、岩伽羅山の巻きです。
林道終点の広場の南側にあるベンチの横に登り口があります。
ベンチの後ろにはいろんな看板、道標。
林道にあったのと同じ道標。
地図も一緒。
山頂まで5分。
僕は写真撮りながらだったので、
撮影時間を引いても8分くらいかかりました。
ベンチの右の登山道へ。
凍った落ち葉と霜柱がザクザク、
乾いた音を立ててます。
ウチはコンクリートジャングルの市街地にあるから、
霜柱は珍しくて、うれしそうに撮ってしまいます。
道は西側を巻いていく感じで、
小ピークの裏へ。
②小ピークの裏に出たら、後は山頂まで尾根伝い。
少しの間、緩く登り進むと-
③ぐんと斜度が増す直前に、尾根を横切る堀切(3)がありました。
堀切は城跡独特の人工地形で、敵を足止めさせるための仕掛けです。
※堀切(3)は、城跡から見て3番目の堀切の意味です。
写真で見るとよく分からないけど-
真横から見ると、これくらいの深さ。
ちなみに、堀切越しに東に見えるお山はヨソ山。
岩伽羅城の属城だった麓城のある麓山もちらり。
堀切からの登りは、岩が露出した、
ちょっと急な坂。
④たどる尾根はこんな感じの細めの尾根で、
行きも帰りも迷うことはないと思いますが、
登り口から山頂まで、林道にあった道標がひとつもないので、
初めての人は不案内で心細いでしょうね。
冬場ならではの木立のブラインド越し、西側の景色。
松山市内方面が見えたり、見えなかったり。
⑤堀切(2)は浅め。
越えて進むと、すぐに-
⑥堀切(1)が出現。
堀切(3)くらい、深めです。
こんな感じの凹です。
底から東を眺めたら、山之内の採石場が見えました。
さあ、山頂はすぐですよ。
右から曲がり登ると-
⑦舌状に平らかな場所の端っこに乗ります。
ここは城郭の跡地、郭(2)で、城砦を築くため、
人工的に平らにしただろう平地=郭の跡です。
なんか、見晴らせそうな木立の隙間があったので、
端っこに立ってみると-
さっき登ったふたこぶ山の高森山や、東温市の北市境にある山並み、
福見山、明神ヶ森などを見ることができました。
山頂目前、背の高いササのヤブが待ち構えてました。
と云っても、10mくらいしか続かないんですが。
おまけに歩きやすく刈ってくれてるし。
地元有志のみなさん、感謝です。
ササを抜け、右から左へ曲がり登ったら-
⑧岩伽羅山山頂に到着です!
ご覧の通り、岩伽羅山山頂は高森山と違い、
とても開けていて陽の光がさんさんと降り注いで明るいです。
ベンチが向かい合わせでふたつも置いてあります。
ガイドブックにも紹介され、一般登山者も来るし、
小中学校の遠足場所にもなってるようです。
山頂に鎮座する祠。
城跡には大抵、祠が祀ってありますね。
祠の前の、山名が彫られた石柱。
瓦の祠は桜型のぽっちが可愛い感じ。
祠の隣の石の仏塔には「空火水地」の文字。
「風」があったら五輪塔なんだけど。
岩伽羅城跡由緒 |
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和田家代々の居城であった。 |
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平成20年9月吉日 |
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和田家岩伽羅講 |
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岩伽羅城跡 |
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いつもの地図と写真→
「和田神社例祭岩伽羅城址参り
毎年9月第1日曜行事(和田家)岩伽羅講」
20年近く経ち、字が褪せてますけど。
岩伽羅城跡 |
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標高687米、中世の典型的な山城である。 |
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平成5年4月 史友会 |
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岩伽羅城址の縄張り図、
『愛媛中世城館跡』より。
山頂からの素晴らしい眺めは後ほど紹介するとして、
南側に寄ると-
北吉井小の6年生が平成21年12月、
登山記念に植樹した木があったり-
郭(3)への降り口がありました。
つつつっと、5mほど下ると-
⑨郭(2)です。
広さは、南北に約21m、東西に約18mほど。
ササヤブだった郭(3)同様、
こちらも夏は雑木が結構、はびこってる感じです。
南へ尾根が下って行ってますが、
この尾根をたどると、
衣掛山の衣掛城址に行くこともできます。
登山道は無いけど。
⑧山頂(郭1)に戻り、パノラマを堪能。
南側に一段低い郭がある上、邪魔な木を伐採してくれてるようで、
松山平野から皿ヶ嶺連峰はそのまま、
木立越しですがキラキラ光る伊予灘まで見下ろすことができます。
海に向かってのビュー。
手前(写真下部)の影になってる山並みは、
ついさっき上ってきた林道が通ってる市境尾根。
南側の眼下には、重信川が流れる横河原の田園風景。
白い建物群は愛媛大学医学部。
林道を走ってきた市境尾根。
さっきスルーした「樋口」三角点は、
写真左の方、木の枝だが重なってる辺り。
もっと視線を下げると、市境尾根の東側にある谷の「日吉谷」。
衣掛城址がある衣掛山山頂は、
また木の枝が被さって見えにくかったです。
おやつの時間も過ぎてたけど、昼食タイム。
久しぶりにお山でお昼を食べようと思い、
即席のパスタをチョイスしてきました。
背負ってきたお湯を、小型ガスストーブで沸かし、
パスタを投入。
お湯がなくなるまで煮てる間-
タブレットでワンセグを視聴。
南海放送は時々、途切れたけど、見られました。
お湯がなくなってできあがり (*^_^*)
ピリ辛が冷えた体に効いて、おいしかったです。
岩伽羅山でもGPSチェック。
タブレットの現在地も正確-
ハンディGPS機も予定通り。
のんびりしてたら、いい加減に日が傾いてきて、
海が黄金色を返す夕陽っぽくなってました。
さて、帰りましょうか。
ひとりごと | ||
高森山から下ってきた後、岩伽羅山へも行きました。 岩伽羅山の登山口、ベンチが置いてある辺りは昼間も木陰。 岩伽羅山はその昔、志津川辺りを支配していた和田氏の城砦がありました。 ちなみに、近年、新たに城跡調査が行われました。 さて、今回は即席のパスタをお山に持って行きました。 陽もだいぶ傾いてきたので、祠に手を合わせ、すぐに下山しました。 |
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