松山/重信 高森山
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東温市総合公園~高森山・岩伽羅山登山口 林道後半
距離 約2.8km
標高差 約340m
林道・農道・私道
徒歩
下記写真の場所
送電鉄塔・アンテナ施設
見晴らしあり

さて、登山口まで残り3.1km。

スギやカラマツの葉で茶色い坂道をずんずん上り-



松山市と東温市の市境尾根と合流。

※合流地点は見晴らしのいいヘアピンカーブなんだけど、
往きの写真を取り忘れました (^^;)

ちなみに、ここから舗装が急坂だけになります。
雨水で溝みたくなったり、水たまりもあるので、
クルマの人、バイクの人は運転注意です。



  

またベンチに出会いました。
このカーブの右(東)側には、
日吉谷から登ってこられる岩伽羅山登山道が分かれてます。

こちらにもベンチが備えてありました。

ここの道標は地図も付いてます。

この地図と道標は-

日吉谷の登山口にあるこの道標の-

地図と同じものです。

  

ゴミだらけの無残な廃車の横が
日吉谷からの登山道。

そうそう、この写真を撮ってたとき、
野ウサギに出会いました!! (^O^)
逃げる後ろ姿だったけど、可愛かったぁ。

野ウサギもがんばって生きてる森なのに、ご覧下さい、
廃車を中心に辺りは不法投棄されたゴミだらけ!!!
廃車がゴミを招いたと云っても過言ではない、
まさに『ブロークン・ウィンドウ理論』の象徴たる有様です。
いくらお山でも、きれいな場所にゴミは捨てにくいものですが、
廃車があるせいで、ゴミを捨ててもいいかな…と悪心を抱かせてる。
どのゴミもまだ真新しいので、廃車を無くせば、
ここにゴミを捨てる人もいなくなると思うのですが…。
まぁ、ここじゃない別の場所に捨てられる可能性の方が高いけど。



  

「樋口」三等三角点(標高483.9m)があるピークを右に巻いた林道が、
市境尾根と再び合流する地点に、また巡視路の分岐があります。

右に分かれるのがその巡視路で-

28番鉄塔に行けるようです。
日吉谷に降りた後、
衣掛城址のある衣掛山へと続いています。

「樋口」三等三角点には、
明瞭な登山道がありません。
こちらから登れば高度差が少なくて済みますが、
冬でも混んだ雑木林は簡単に登れそうにないです。

ここにも道標。
あと2.3kmのところまで来ました。



  

赤白に塗られた29番鉄塔への巡視路が左にあります。

分岐を過ぎて間もなく簡易舗装が一時的に復活。
舗装してないと登りづらい急な坂道なところだけ、
舗装してあるので、舗装は急坂の予告にもなります。



またベンチが置いてあります。

ここいらで標高500mなので、気温的にも寒くなって、
先日ちらっと降った雪が日陰に残ってました。

  

木立越しに、高森山と岩伽羅山がいよいよ間近に見えてました。
徒歩ならまだまだ遠いけど、
クルマやバイクならもう数分の距離です。

カーブを抜けてすぐ、ガードレールがありました。
ほかにもガードレールがあってもいいとこ、あるんだけど。



あと1.5kmってことで、
道標ポイント。

北吉井小学校の文字入りです。



今度は残り1.0kmポイント。

(7)の丸数字は日吉谷からの連番みたい。
それと「和田家岩伽羅講」の文字入り。

地図で現在地をチェック。

また急坂で簡易舗装、復活。



またまた舗装が復活した急坂から、
路面に雪が結構、残るようになってきました。
タイヤが滑るほどじゃなかったけど、
すっころばないよう、慎重に走りました。

この先にもまだ、舗装+急坂ゾーンがあります。



ここで林道は東にカーブし、市境尾根と分かれます。



ガードレールのある左カーブを過ぎると-

下り坂に変わり、
雪と霜柱が溶けてぬかるんだ道を、
そろそろ下っていったら-



  

林道の終点に到着しました。
ここに高森山と岩伽羅山の登山口があります。
日陰には雪が残り、霜柱だらけの地面は、
誰かが耕したみたいに凸凹に盛り上がりまくってました。

ひとりごと

麓の看板によると、林道終点まで4.8km、クルマで25分だそうです。
写真を撮りながらの寄り道走行だったので、市境尾根と合流する地点でもとっくに25分は過ぎてました。

東にある日吉谷から登ってこられる岩伽羅山登山道と合流する地点にもベンチ。
以前、衣掛山をお山歩したとき、日吉谷の底道で岩伽羅山登山道の登山口看板を見つけました。
巡視路があるのは分かってたけど、登山道もできたんだ、と驚いたんですが、その登山道との合流地点です。
巡視路とは異なるので、地元有志さんが整備されないとあっという間に廃道になるかも知れません、その前に登ってみたいものです。

ただ、この合流地点は廃車と不法投棄されたゴミに穢された場所でした。
道中、ゴミを見かけなかったわけではないけれど、ここだけはあからさまでした。
廃車は錆び付いてたけれど、ゴミの方は段ボールがぼろぼろになってないし、真新しいもの。
量や大きさからして、軽トラックで捨てに来た感じ。
軽トラックなんて市街地に住む人はあまり所有してないから、やっぱり、地元の人かなぁ。
ほかのカーブにはこんなあからさまなゴミはなかったから、廃車の存在がゴミを招いたのでしょう。
廃車がゴミを呼び寄せ、そのゴミがまた別のゴミを吸い寄せる…、悪循環。
お山であめ玉の包み紙一つ、よう捨てられん僕には、不法投棄できる羞恥心のなさが理解できません。

登山道の様子を撮っておこうと廃車の横の登山道を少し入ったとき、ガサ、ガサガサ、林の奥で音がしました。
慌てて音のした方を見ると、茶色いような灰色のような小さな背中が、木立の中を足早に去ろうとしている瞬間でした。
長い耳、野ウサギでした。
お山歩中に野ウサギに出会ったの、もう10年ぶりくらいじゃないかしらん♪
いじめたりしないから、遊んでって欲しかったなぁ。
でも、可愛い野ウサギが不法投棄ゴミのすぐ側にいたなんて…。

お山にゴミをすてるな!!!
使い古された言葉だけれど、人間がいる限り、きっといつまでも使われていく言葉。

合流地点のすぐ西のピークには「樋口」三角点があります。
でも、登り口が上にも下にも見つけられなくて、結局、登ることができませんでした。

その後間もなく、舗装が終わり、砂利道になりました。
ただ、時々、舗装が復活するときがあって、それは決まって急坂。
急すぎてスリップしそうなカ所だけ、安全のために舗装してあります。
舗装が途切れる感じも以前来たときと変わってません。
土の道の真ん中に水たまりができてるのも同じ。
でも、雨水が溜まりそうなところには、谷に向かって排水用の溝が掘ってあり、そんな溝があちこちにありました。
そんなに遠くない昔に地元有志の方が整備されたのでしょう。
細やかな気配り、ありがたや、ありがたや。
排水溝では間に合わず、深い轍になったところもありますが、車高の低いクルマじゃ、ちょっと心配な場所かな。

標高550mを越えた辺りから、先日降った雪が路側の日陰にこびりついていました。
そこからは日陰ごとに雪が見られ、急坂のコンクリート舗装のところにもありました。
量は大したことが無かったのでスリップもせず、登ることができました。
そしていよいよ林道終点へ。
北に高森山、南に岩伽羅山に連なる小ピークがある鞍部になっていて、車が何台求められるくらいの広場になっています。
やはり、日陰には雪が残っていました。
日なたの雪は溶けていましたが、地面はパッと見、雑にすいた畑のように凸凹に凍っていました。
よく見ると、一面、無数の霜柱が立ち上がってました。
凸凹は、霜柱が土の表面を持ち上げてできたものでした。
松山の市街地は、この頃は、雪さえ積もらなくなったから、霜柱もほとんど、見られなくなりました。
ちなみに、霜柱は、特に西日本で見られる現象で、全国規模で見られるものじゃありません。
長野や東北、北海道など、雪が良く積もり、めっちゃ寒い地方では、見たこともない人が多かったりします。
誰もいない登山口はやっぱり淋しくて、おまけに寒いのでした。

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