砥部の扇山・円山
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円山~七折・観光梅園
距離 約1km
標高差 約100m
下記写真の場所

美化センターのところまで戻り、三叉路を右折。
県道までどんどん下ります。

ほのぼのとした山道。
正面に障子山を見ながら、
ぶいぶい下ること数分で-



県道213号砥部伊予松山線。
目指す七折地区は右折。

県道沿いはお祭りムード (^_^)

幟もぱたぱた、はためいてます。



お祭り会場の手前から、なにげにウメ祭り状態に咲き誇り、
谷はすっかり春めいてました。

山肌のウメも咲いて華やかに。

やがて、左側、村川の向こう岸に紅梅が満開ってるところが現れました。
ウメの陰に駐車中の車が見え隠れしていて、
そこは梅まつり会場の無料駐車場でした。



七折梅まつりが行われている観光梅園の入口です。
上記の無料駐車場は、「全国梅干しコンクール優秀賞受賞」の、
垂れ幕が下がっている屋根の下をくぐった奥にあります。
屋根の下は売店になっています。
揃いのはっぴを着たおばちゃんたちが、
ウメを使ったお菓子やお酒、梅干しなどを販売中。
写真左のゲートが観光梅園への入口です。

平日の午後でしたが、駐車場は満車に近い大賑わい。
特に老人介護施設関係のお客さんがひっきりなしで、
車いす姿のお年寄りも少なくなかったです。

観光梅園入り口。
ちなみに、ここからずっと坂道です。

入園料は300円。
割引もあるようです。



坂をちょっと登ったところで入園料を払います。
杖の貸し出しもやってました。
駐車場から展望台までの標高差は100mほどあるので、
お年寄りには結構な登山です。
道はほぼほぼ舗装路ですが、坂道だし、
なんだかんだと1時間くらいは歩くので、
革靴やヒールの高い靴じゃ、足が痛くなるかも。

最初の坂で目を惹いたのは黄色い花の「蝋梅(ろうばい)」。

蝋梅は時期的に盛りを過ぎて散り始めでした。
見知ってる紅白なウメとは違うけど、
黄色い花弁に包まれた木は黄金色に輝いてとてもゴージャス。

白、紅、ピンク、黄色と色とりどり。 

園内のところどころにイノシシ罠がありました。
お祭り中はペットが間違って入らないよう、閉じてあるようです。



イベント広場下の分かれ道。
展望台にすぐ行きたければ右を登りませう、左に登れば広場に出ます。
と云っても、左に行ってイベント広場に着いても、
結局は広場からは右の道にしか出られないのでした。

  

「七折梅園案内図」
赤の矢印で記された道順で登り、
青の矢印の道順で下ることにしました。

とりあえず、広場を見に左から登ってみました。
写真正面の建物は公衆トイレ。
トイレの手前を右に曲がれば-



ウメに囲まれたイベント広場です。
写真左の建物でもウメ関連の商品が展示即売されてました。
訪問時は平日だったので人もまばらですが、
土日休日はラジオの公開放送があったり、
梅のタネとばし大会が開かれたりするそうです。
目指す展望台は、写真奥のウメに彩られた丘の右肩に立っています。
斜めにお山を上ってく農道を散策路代わりにして展望台を目指し、降りてきます。
さて、右の白いテントの左側のところにある階段から散策路に戻ります。

「月世界」。



広場から降りてちょいっと登った分岐を右に曲がります。

砥部のゆるキャラ「ななうめちゃん」が道案内。
なにげに「20分くらい」って (^^;)

ウメはバラ科サクラ属、サクラの仲間。
モモも同じ仲間。

アップで見るとサクラやモモとよく似ています。
僕はつい最近まで、違いがよく分かりませんでした。



左の山側には菜の花が、右の谷側にはウメの花が咲いてる、
まっすぐな坂道を登ります。

ウメと菜の花は同じ季節なんですね。



道順的には左にくぃっとカーブします。
右の分岐は展望台への近道ですが、急坂です。

ほら、ななうめちゃんも危ないよって云ってます。
ちょっと迷いましたが、道順通りに進むことにしました。
急でも近道選ぶ人、少なくないみたいです(お年寄りも)。

谷を見下ろして。
イベント広場を見下ろすくらいの高さまで、いつの間にか登ってきました。
この手前辺りで、ここまで来るのが精一杯の様子な、
杖を突いて歩いてるお年寄りを追い抜きました。
運動不足なお年寄りにとっては、まるで登山してるみたいに大変なウメ見物。
大変なのが分かってても、毎年、足を運びたくなるんだそうです。



気持ちよさそうなウメのトンネルを前に、順路的にはここを右折します。

こんな感じで-

左の砂利道の方へ進みます。

鮮やかな紅梅。

花びらが道を赤く彩っていました。

左にカーブしながら登ると-



斜めに舗装路が横切る辻へ。
順路的には直進して砂利道へ進みます。
横切ってる舗装路は帰りに通る道です。

ここまで来るだけで、すでにいい運動。

「想いのまま」という品種の梅がありました
(正しくは「思いのまま」だと思うんですが)。
遅咲きだったのか、まだつぼみ状態でした。
今年2014年2月、安倍総理大臣を訪ねた太宰府天満宮の
「梅の使節」が総理に手渡したのも、
この「思いのまま」の盆栽だったりしました。

さあ、最後の坂道です。
ウメを愛でながら、とぼとぼゆっくり散策です。



展望台に到着しました!

櫓っぽい展望台です。

丸太の柱で手作り感のある展望台です。

ちょい急な階段を登ればいい見晴らしが待ってます。

南から西にかけての眺め。
近隣の山並みの奥に障子山や谷上山がちろっと顔を出してますが、
やっぱり、目が行くのは眼下の花畑。

西から北にかけての眺め。

北から東にかけての眺め。

眼下の眺め、いち。

眼下の眺め、に。

「ご自由にお使い下さい」
ふたを開けると-

双眼鏡が入ってました。
僕的には双眼鏡で見てみたいものはなかったけど。

さて、帰りもななうめちゃんの案内通りに。

砂利道、滑るくらい急坂だけど- 

花が身近でトンネル状態、心和むくねくね下り坂。



普段は転回場かなな広場。

この下はウメの見所とな!



おお! ホントだ!

と云うわけで、お花見コレクション。

少し、散り始めだったのが少し残念でしたけど-

穏やかな日差しと花がぶれない程度のそよ風と青空のおかげで、
きれいな写真がいっぱい撮れました。

花散れば地面が満開。

菜の花がいい具合に地面を隠してくれてます。

名残惜しかったけど、たくさん撮ったし、さあ、下山。



舗装路へ。

ここまで来たら、云う通りに歩きますよ。

ここいらはウメは少ないゾーン。



分岐してるけど、右の舗装路へ。

トイレがあるのね。

鬼太郎の家を思い出した形のトイレ。

イベント広場の方へまっすぐ戻っていきます。

ふと見上げた山側の梅林に、点点と枯れ枝の束の山。
よく見ると、切り株を利用して重ね置いてありました。

お祭り前に、枯れ枝や伐採した枝を片付け集めたのでしょう。
だから、ウメの木の下が草原みたいにきれいなんですね。



砂利道を舗装路が交差してた辻まで戻ってきました。
順路的には左の砂利道へ下るけど、そのまま舗装路を進みました。

だって、きれいだから。
ウメのトンネルをくぐるように歩いて行くと-

道の先に家が見えました。
あれ? 行き止まりかな?
と思ったら-



道はそのまま軒をくぐってました。

農機具小屋に使われているようです。

小屋を抜けると、左に道はくぃっとカーブします。

そのカーブにあった廃屋の庭先に咲いてたスイセン。



舗装路から谷を見下ろすと-

ウメの花に埋もれるようなイベント広場が見えました。

夕方近くなってきたので、お片付け中な様子。



の丁字路まで戻ってきました。
後は来た道を戻るだけです。

最後に、花のアップを。

以上、七折梅まつりでした。

ひとりごと

ななうめちゃん (^_^)
突然ですが、ななうめちゃんは砥部の“ゆるきゃら”(というと語弊があるかな (^^;)
砥部のマスコットキャラクターです。
とべっち (^_^)
ななうめちゃんは、もうひとり?の砥部のマスコットキャラクター、とべっちの妹ってことになってます。
似てませんが兄妹です (^^;)

さて、七折のウメは昔から有名だし、毎年、季節になれば梅まつりのニュースは必ず流れます。
でも、一度も行ったことがありませんでした。
行きたいなぁと思いつつ、気がついたらサクラの季節になってました。
ウメの良さに気がついてなかったってところもありますけど。
で、初めての梅まつり。
正直なところ、サクラはタダでお花見できるのに…って思うところがないわけじゃありません。
展望台まで20分もかかるし、園内のほとんどが坂道だし、お金を払って散歩しに行った感じがないわけでもありません。
でも、ウメ、きれいでした。
いい意味で裏切られました。
うれしすぎて、帰りに梅の飴、3つも買って帰っちゃいました。
梅の飴と云いつつ、イチゴ飴みたいな味だったけど。
来年以降も行っちゃおうかな。

さてさて、ウメとモモとサクラの違い、です。
ウメもモモもサクラも同じ仲間ですが、花びらの形や花の付き方が違います。
サクランボの軸を思い出してみてください。
あの軸は花柄と書いて“かへい”と読む部位で、サクラはその花柄の先に花を付けます。
でも、ウメには花柄がなく、枝にくっつくように花が咲きます。
モモには花柄がありますが短め。
花びらでの違いは、ウメは先端が丸く、モモは尖っていて、サクラは割れています。
…って、実はただの知ったかぶりです。
梅まつりに行くまで、んなこと、知りませんでした、すみません (^^;)

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