黒滝山・木久ヶ森
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黒滝神社~稜線~黒滝山
距離 約350m
標高差 約90m
徒歩
下記写真の場所
  

参拝後、お山歩再開。
お社の左側の森に入っていき-

  

尾根状地形の名残がある斜面に取りつきます。
踏み跡はあるような無いような、
赤テープも忘れた頃にあるような、ないような。

とにかく、まっすぐ登っていくだけです、それだけです。

踏み跡は歩きやすい場所ってだけの存在です。



全体的にはこんな尾根っぽい地形で、右も左も谷になっています。
登りは高い方、高い方へ登っていけばいいので、間違えにくいんですが、
問題はやっぱり下山時。
左右の谷を降りてしまうと神社に戻れないばかりか、
崖や急斜面で進退窮まる可能性があるので、進路は慎重に。



(・_・)......ン?

上の方に青いものがあるぞ、と思いながら、
へ~こら、汗汗、登りに登って、近づいてみた-

女性ものか子供用か、小柄なジージャンでした。
脱ぎ忘れ? デポしたの? わかんないけど。

お山歩中、誰にも会わなかったし、
下山時もそのままだったので、
持ち帰り、黒滝神社の拝殿に置いておきました。
特段、汚れてもないし、雨で濡れてもないし。
単純に忘れ物なんだったらいいけど。
どこかで遭難してて取りに戻れなかった…、
なんてことだったら、どうしよう…。



もうかなりの傾斜なので、
踏み跡はとっくにありません。
時折、境界杭があるくらいです。



忘れた頃に赤テープやヒモがあるけど、
たどれるほどは残されてません。
とにかく、まっすぐ、高い方へと登るだけ。
そしたら、やっと-



  

稜線に出ることができました。
そこは左(西)下がりの尾根の途中で、
西の鞍部と東の黒滝山山頂の間です。

山頂方向。
稜線との合流地点(帰路は下山地点)には赤テープが複数巻いてありました。

でも、見落としたら大変なので-

境界杭に一本、巻かせてもらいました。

上から見ると(下山時の視点から見ると)、
尾根と合流した場所(帰りに尾根から下る場所)は、こんな場所です。

左下がりの尾根を見下ろすと、
日向で明るい鞍部が見えてます。
ちょっと気になったので、寄り道。



鞍部には1分とかからず降り立てました。
南側の谷が崩れていて、狭くなってました。

南側の谷。

歩けそうな尾根道が西に向かって延びていました。
東三方ヶ森まで行けそうかな。
遠すぎるけどね。



寄り道終了、山頂を目指します。




この稜線も土地境界の尾根。
境界杭が多数、設置してあります。
稜線に出れば山頂は目前です。



黒滝山山頂に到着しました!

山頂は植林帯で、360度、木に囲まれて外の景色は望めませんでした。

登ってきた方向を振り返って。

この稜線は、丹原の西山興隆寺から東三方ヶ森を経て、
楢原山の奈良原神社へ至る参道、修験の道でもありました。
往時の名残をとどめる踏み跡がはっきりと残っています。
山頂の少し南側にその踏み跡があります。

すみません、三角点を見つけ忘れました (>_<)

三角点は木久ヶ森の方にあるんだと思い込んでて…。
とほほ…。

ひとりごと

黒滝神社から山頂へは上記の通り、別に登山道があるわけじゃありません。
尾根っぽいところをたどり、高い方へ、高い方へ、登るだけです。
ところどころ、誰かが付けた赤テープやリボンがあるだけです。
ただ、この赤テープの類いは、山仕事や測量のために入った人が残したものもあります。
みんながみんな、山頂に向かって残していったわけではない、ということをお忘れなく。
考えなしに信じて行った挙げ句、遭難騒ぎになっちゃったお遍路さんとかいますから。

あと、はっきりした道がないので、下山時に迷って神社に戻れなくなる人もいるかも。
不安に感じる方は、登ってるときに、赤テープを10mおきとかに、小枝や切り株に印付けしておくと安心かも。
赤テープは100円ショップに売ってるものでもいいです。
不安だからって、バカみたいにやたら巻き付けたら、ゴミを残すようなものですが。
道無き場所でのテープを巻く間隔は、前に巻いたテープが見通せる距離、が目安です。
テープの場所から次のテープが見えれば、点と点を繋いだラインに沿って安心して下山できるからです。
また、さっき、道無き場所で、と云いましたが、道がちゃんと見える場所に巻いたテープはゴミです。
道自体があなたを導いてくれているのに、さらになにを求める必要がありますか?
丁字路や尾根の途中から曲がり下るような分かりにくい、通過しちゃうと道迷い必死な場所にだけ、印を残すようにしましょう。
あと、もうひとつ大切なことですが、間違ったルートに巻いてきたテープは必ず回収すること。
あなたの付けたテープを頼りに登ろうとした誰かが遭難する恐れがあるからです。
登ろうとしたけれど登り切れなかったとか、登れたけれど別のちゃんとした登山道があった場合も同様。
しんどいかもしれませんが、責任を持って必ず、回収しましょう。
回収しない残置テープは、あなたが下山した後、あなただけのものではなくなります。
回収や後後のリスクを思えば、赤テープなんか、あまり巻かない方がいいんですけどね。
道がはっきりしない場所で帰りのことを考えたら仕方がありません。
童話『ヘンゼルとグレーテル』で、主人公が森で迷子にならないように通り道にパンくずを置いてったのと同じ。
パンくずは鳥に食べられてしまい、たどり戻れなくなってしまいましたけどね。

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