表参道から
山頂成就駅~観光リフト~成就 | ||||||||||||||||||||||
①②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑪⑫⑬⑭⑮⑯⑰ | ||||||||||||||||||||||
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①ロープウェイの終点「山頂成就駅」に到着。
乗車時間7分半はあっという間です。
今回は左側のホームに到着。
山頂駅のプラットホームです。
運転室もありました。
山頂成就駅の標高は1300m。
ちなみに、「最終便は18:00」となっていますが、
ホントは17時でした。
最終便の発車時刻は季節・曜日ごと変化します。
前もって確認しておきましょう。
表示ミスにもだまされないように。
訪問時の気温は約18度、湿度は45%でした。
山麓の西之川に着いた時点ですでに爽やかだったけど、
山頂駅はさらに清涼で、うっすらかいた汗くらいなら、
風があっという間にさらってくれます。
ホームに降りて右に階段があって-
階段を上がり、改札を抜けると待合室。
土産物売り場もあって、
トイレは出口に向かって左側、自販機が置いてある方にあります。
改札の隣に乗車券売り場。
奥に係員が常駐しているので、最終の時間とか、
分からないことは尋ねておきましょう。
光あふれる駅の外へ。
山頂駅の出入り口はこんな感じになっています。
写真右のゴンドラにはレンタルの長靴が置いてありました。
駅を出てすぐ坂道が始まります。
駅舎を出てすぐの瓶ヶ森の眺め。
道標は充実しています。
リフト利用の方は、
運転状況と最終時刻を要チェック。
駅舎を出て坂を登り、左に曲がり登ります。
角に立つ「石鎚スキー場」案内図。
冬になると、リフト横の斜面はゲレンデに変わり、
3つのコースがあるスキー場になります。
こちらは「国指定石鎚山系鳥獣保護区区域図」。
さらに坂を登った駅舎の裏の方に、
気象庁設置の無人雨量観測装置、
通称「アメダス」が置いてあります。
②さらに登ったところはちょっとした広場になっていて、
ベンチセットのほか-
観光地によくある有料の双眼鏡や、
パノラマ解説版(募金箱)がありました。
パノラマ解説版。
和風な屋根のロープウェイ山頂駅舎越しに瓶ヶ森、
その右に尖った岩峰の子持権現山も見えました。
加茂川を挟んで対面に聳える二ノ岳。
瓶ヶ森方面をアップで。
瓶ヶ森山頂部分を更にアップ。
よく踏まれたゆるい坂道を成就へ向かいます。
愛媛森林管理署が設置した
「石鎚風景林案内図」。
一直線な坂道。
③その途中、右に分かれる道はリフト乗り場・ゲレンデへの近道。
リフトに乗る人は右へ進めば、
道が平らなので楽です。
④まっすぐ登るとまた右に道が分かれますが、その分岐に立つのは奥前神寺。
四国八十八ヶ所第64番札所「前神寺」の奥の院です。
訪問時、お寺は閉まってましたが、
お山開き中以外は大抵、閉まってるらしく、
納経は麓の前神寺で受けられます。
奥前神寺横にある道標。
直進すれば歩いて成就まで行けるほか、
右折すれば、三碧峡まで下れる今宮道に接続します。
成就行きのもう一つの道標。
登りは歩いて20分。
リフトは少し遠回りなので、
徒歩でも変わらず、体力が減るぐらい。
⑤今回はリフトに乗るので奥前神寺の前を右折。
観光リフトの北側の森の一段低い場所にある、
ピクニック園地行きの第6リフト。
冬のみ稼働するので、搬器も降ろしてお休み中。
⑥こちらが成就方面へ楽っと行ける観光リフト(スキー場営業中は第1リフト)。
こっちも少し低い場所にあって、
左の建物(レンタルハウス)の方からアクセスします。
夏山リフトの運行時間は季節や曜日によらず、
9:00~16:30で、料金は大人も子どもも往復600円、片道350円。
お客さんがあまり来ないオフシーズンはリフトを停めてエコしてます。
お客さんに気づいたら、おじさんがすぐ、リフトを動かしてくれるので、
「営業休止!?」って慌てないでね。
レンタルハウスに掲げてある
「石鎚ゲレンデガイドマップ」
⑦リフトは一旦谷に下降してから上昇します。
一人乗りのリフトは、ちょっと苦手(>_<)
中間駅がありますが、冬場のみ利用可能。
夏は降りちゃいけませんし、乗れません。
中間駅にあるレストハウス。
こちらも冬場のみの営業(夏は閉鎖)。
中間駅のみ、地面すれすれ。
リフト沿いの斜面は成就Aコース(中級者用)。
2013年春にMTBコース開設で夏も利用可能に。
カッタン、カッタン…(リフトの音)。
平日だったのでお客さんは僕ひとり。
地面に小さく映る自分の影。
あ~、高い高い…、揺れる揺れる…(+_+)
⑧終点に到着。
降りるときは、着地したら、
右斜め前へ歩いてレーンから出ます。
リフトの終点はこんな感じで、
ゲレンデ・トップに位置してるから見晴らしも抜群です。
下りのリフトに乗るときは、反対側のホームから。
リフトの後ろ、一段高いところに展望台。
リフトの後ろを通り抜けると-
成就への下り道と、右にくぃっと折り返す形で、
展望台へ上がれる通路があります。
⑨展望台はすぐです。
昭和な展望台なので、あちこち痛んでますが…。
標高1414mのピークに立つ展望台からの眺めは抜群です!
(写真右に)東三方ヶ森を頂点に連なる高縄半島の山並み、
道前平野から西条平野、その沖は瀬戸内海中央部の燧灘。
平地から一気に高度を上げる石鎚山系のいくつもの尾根が並んで見えます。
沓掛山の右肩越しに赤石山系の東赤石山もちらり。
再び、瓶ヶ森を中心にアップで。
振り返れば石鎚山!
ようやくお顔を見ることができました。
けれど、まだまだ随分遠くに感じます。
では、成就へ。
石鎚山頂往復にかかる時間と
ロープウェイの最終時刻を考えたら、
展望をのんびり楽しんでるヒマはないです。
リフト乗り場からはまず、下り坂が続きます。
⑩鞍部に到着。
訪問時はアケボノツツジのシーズンで、
鞍部から右にハイキングコースがありました。
約1kmでツツジが見られる黒川山へ。
「黒川」三角点のある辺りかな。
鞍部から成就まで登り坂。
表参道はホント、アップダウンの多いコースですが、
リフトから成就間も表参道の縮図みたいに、
一旦下った後、登り返しの階段が続きます。
ここからもう登山が始まってるようなものなので、
小走りにならないよう、ゆっくり登ります。
⑪階段登りが一段落。
成就に繋がる尾根を歩いて行く感じです。
⑫成就の入口の鳥居に到着。
ここで道は3方向に分かれ、
左がアップダウンの少ない近道で、
直進は登り坂(登れば下り坂も)。
右は展望所があるちょっと遠回り道。
「成就案内図」
左の近道が近道っぽく描かれてないので、
お年寄りも間違って直進しちゃいます (^^;)
もう坂を登りたくない人は左へ曲がりましょう。
直進したことがなかったので、
鳥居をくぐり、まっすぐ進み登ってみました。
小高いところにアンテナ施設があって、横を通り過ぎると-
⑬さっき登った分、下ります。
下りは楽だけど、登りたくない急坂です。
う~ん、ムダに体力使っちゃった気分。
⑭成就に到着。
下った先は石鎚神社「中宮成就社」の本殿(左)と、
遙拝殿(右)の裏手で、
清水があふれる「八大龍王社」の横でした。
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石鎚山中では〔水〕は大変貴重であり、ここ成就社では、往古より八大龍王神が水を司る神として奉斎されてきた。 |
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霊峰石鎚山 総本宮 石鎚神社 |
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境内へ。
⑮成就社境内の様子です。
リフトに乗らず、徒歩で登ってくると、
写真左の玉屋旅館、白石旅館の間の鳥居のある参道から入ってくることになります。
白石旅館の右奥にあるのが登山口になる神門で、
手水舎の向こう側に遙拝殿、さっき通り抜けてきた八大龍王社、
そして成就社本殿。
本殿右の長い建物は、お山開き中、
各地からの石鎚講信者や「先達」を受け付ける窓口が並んでいます。
本殿を正面から。
では、登山の無事を祈りに、2礼2拍手1礼…。
こちらは遙拝殿。
遙拝殿にもお参りしましょう、2礼2拍手1礼…。
石鎚山を真正面に“遙拝”できる造りになっていて、
石鎚山自体をご神体とする石鎚神社ならではの建物です。
大きな天狗のお面も奉納されてます。
石鎚神社 |
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石鎚神社とは、次の四社の総称です。
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中宮 成就社由緒 |
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霊峰石鎚山の開山の祖、 |
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霊峰石鎚山 総本宮 石鎚神社 |
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⑫の分岐の左の近道で来ると、
本殿右の長い建物の右端にある通路に出てきます。
⑯それがこの通路です。
この通路の谷側にある2階建ての小屋は-
ロープウェイに沿ってあった荷物運搬リフトの終点です。
お山開きや夏休みには動いてる様子を見られます。
⑮境内中央に戻り、今度は社殿の向かいに並ぶ旅館側の様子を。
写真右に玉屋旅館とそのお土産屋さん、
鳥居奥の奥前神寺からの参道沿いには日の出旅館、
神門側に白石旅館。
日の出旅館の裏にある森は常住山山頂。
⑰こちらが石鎚山山頂に通じる表参道の登山口です。
石鎚山そのものがご神体なため、参道は神域です。
神域へ出入りするゲートという意味で「神門」と呼ばれています。
ひとりごと | ||
山頂成就駅に到着後、瓶ヶ森がとてもきれいに見えたので、パノラマ写真を撮りまくってしまいました。 正面に見える二ノ岳。 山頂成就駅社の裏にアメダスがあります。 まっすぐな坂道を登ると奥前神寺。 石鎚山が役行者により開山された当時、お山そのものが石鎚神として敬われました。 奥前神寺から成就まで、徒歩で登ることもできるのですが、先を急いでいたので、観光リフトに乗ることにしました。 リフトが見える場所にたどり着いたとき、リフトはまったく動いてませんでした。 リフトを降りて成就へ向かう道は、一旦下り、登り返します。 到着した成就社境内は人影もまばらでした。 境内の写真を急いで撮り、本殿と遙拝殿にお参りし、安全登山をお願いしました。 神社の建物は写真からも分かる通り、決して古くない建物です。 境内で一際目立つ白石旅館は、明治1年(1868)に開設された古い旅館です。 成就や土小屋の宿に泊まって、ゆっくりゆったり、石鎚山を楽しみたいものです。 |
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